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レオナルド・ダ・ヴィンチ上巻 読みました

みなさん、こんにちは!あさとです。

 

今日はようやく、レオナルド・ダ・ヴィンチの上巻を読み終えましたので、感想を書きたいと思います。

 

世界史の中でも天才中の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼が携わった分野は絵画、軍事、解剖学、数学・・・と数多くあります。

そして、それらの多くので業績を残し、後世に絶大な影響を与えています。

未来の自動車や飛行機の原型を想像してみたり、永久機関は無いと言ってみたり、歯科学の先駆けを作ってみたり・・・科学分野だけでもその影響は計り知れません。

また、芸術の分野でも陰影の書き方や絵画での人の動きの表し方、心情を表す動作の書き方など芸術面でも人類の進化に貢献しています。

科学分野ではレオナルドの予想が数百年後に証明されることも多々ありました。

 

そんな万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチは数多くの分野を独立したものでなく、一つのことを表す手段としてみていたそうです。

 

自然界は何かしらの規則があり、それは違う分野でも同様の性質を持っているというような信念があったみたいです。

 

そういう信念を持っていることが素敵だと感じました。

 

私は高校の時に文理選択がありました。

文系と理系のどちらにいくか決めなさいというものです。結局私は理系を選択しましたが、なぜ文系か理系かを決めないといけないのだろうと疑問に思っていました。

また、大学では化学系の学部に入りました。その中でも私は有機化学と高分子化学が好きでした。最終的に高分子化学の研究室に配属になりました。すると、高分子に関することのみ勉強するような環境になってしまいました。

 

私はこのような「たこつぼ」と呼ばれる日本の教育体制に疑問を持ちながらも、その環境の中で育ってきました。

それが当たり前で高度な研究をすればするほど、たこつぼ化していくことも仕方ないことと考えるようになっていました。

 

しかし、レオナルドはそうは考えていませんでした。

前述したように全ては世界に共通な法則があると考えていました。

その考え方に非常に感動し、この本を読むことに決めました。

 

下巻もあるので、まだ半分しか読んでいませんが、自分が見習わなければいけないと感じたのは、経験主義ともいうべき、自分の経験を最も大切にしていた点です。

これはレオナルドが生きていた時代を考えるととても画期的なことだと思います。

 

何故ならば、科学が勃興する1600年代まで実験をして事実を確かめる経験主義ではなく、古典などに示されている事柄が正しいとされる世の中だったからです。

 

その中で経験主義を採用し、さらにただの観察ではなく事細かに観察するという姿勢には感嘆しました。

 

また、レオナルドは世界は同一のルールがあるはずだという信念を持っていたように思います。

鳥が飛べるならば、飛ぶためのルールがあるはずだと考えて鳥の羽の動きを仔細に観察し、現在の飛行機に通じるモデルをスケッチしています。その中で現在のベルヌーイの法則と同じような法則も見つけていたと言います。

 

本当にすごいです。

 

上巻を読んで、自分の信念に従ってやり遂げること、自分の目の前にある事柄を細かく観察することが大切なことだと感じました。

 

そして何よりレオナルドを見ていると、自分の感じ方が間違っていないと思うことができます。

レオナルドもそうだったのだから、と自分に少し自信を持つことができます。

それだけでもこの本を読んで良かったと思っています。

 

少し長い本ですが、下巻も読もうと思います。

 

みなさんも興味があれば、読んでみてください。

 

では、また明日!