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第一種奨学金免除のための手順

YouTubeで第一種奨学金を返済免除になるための手順を紹介する予定です。

その動画のスクリプトをアップします。

みなさん、こんにちは。あさとです。

現在の僕は大学院修士課程を卒業した後、企業で化学の研究職として働いており、不動産投資も並行して行なっています。

 

先日僕は、YouTubeで大学院生は第一種奨学金を受けましょうという動画をアップしました。

第一種奨学金を借りた方が良い理由は、大学院での自分の成果次第で、借りたお金を返さなくても良い、つまり返済免除になる可能性があるからです。

返済免除なので、返さなくてよく、遊ぶなり、投資するなり、自分の好きにそのお金を使うことができます。

この動画では返済免除になるための具体的な方法について解説していきます。

この動画を視聴するメリットは3つです。

まず、第一種奨学金返済免除者がどのように決められているかがわかる。

次に、返済免除になるために何をしなければならないかがわかる。

そして、返済免除になるために大切な、研究室選びの基準がわかる。

 

少し長くなる動画ですので、話のポイントを概要欄にまとめました。

気になる部分だけ話が聞きたいという方はそちらを参考にしていただきたいと思います。

 

では、具体的に第一種奨学金の返済免除になるための手順をお話ししていきます。

まず、第一種奨学金を受け、大学院を卒業する際に返済免除になるための書類を奨学金を出してくれている日本学生支援機構というところに提出します。

この書類がこちらです。

基本的な個人情報を書くところがあり、その次に大学院で行なった研究の成果を書く欄があります。論文や学会での発表経験についてここで記します。

また大学院生が教授のお手伝いとして授業について行ったり、学生実験のお手伝いをすることがあります。これも大学院での成果に含まれるので書いておくと良いでしょう。

そして最後に自分の担当教授から日本学生支援機構に関する推薦文があります。

これが日本学生支援機構に提出すり書類です。奨学金の返済免除に関して面接などは行われないので、正真正銘この書類だけで決まります。

この中で最も大事なのはどれでしょうか。答えは大学院での成果です。先生の推薦文はあるかないかを確認されているだけで、正直内容については見られていないと思います。

 

次に免除になるかは相対評価で決まるというお話しです。

成果を上げれば良いというけど、具体的に何をどのくらいすれば良いの?と思いますよね。

その話をする前に奨学金を免除になる人がどれくらいいるかという話をします。

第一種奨学金を全額免除になる割合は上位10%、半額免除になる人は上位10%から30%の人です。

つまり、奨学金を受けている人の中で上位30%に入れば何らかの免除を受けることができます。

少し難しいなと感じますよね?でもそんなことはありません。結構簡単に奨学金免除になることができます。

その理由の一つはこの上位の基準が奨学金を貸与されている学生全員の中で上位30%ではなく、自分の通っている大学で上位30%に入れば良いからです。

確かに、地方大学での上位10%と東京大学で50%くらいのところにいる学生でどちらが優秀かといえば、東京大学で中間層にいる人かもしれません。

しかし、この学生支援機構の第一種奨学金の免除になる基準でいえば、地方大学で上位10%に入っていた方が良いということになります。

僕自身も地方大学に通っていて、大学院である程度研究していて、成果を出したので上位10%に入り、奨学金免除になることができました。

一方、同じ会社に入った同僚はみなさんが知っている有名な大学を出ていますが、奨学金免除になっていません。

その同僚と僕を比べて、研究においての僕が優れていたかといえばそうではありません。要は自分のいるとことで上位に入れば良いのです。

鶏口牛後という言葉がありますが、この奨学金においてはまさにその通りです。

自分の大学ならば周りの人たちがどのような成果を出しているかもある程度わかりますし、自分がどのくらい頑張れば良いかということも少し見当がつくと思います。

 

では、具体的にどのような成果を出せば良いのかについてお話しします。

結論は論文です。他にも成果になるようなことはありますが、大抵の大学院では論文を一本出せば、ほぼ奨学金免除が決定します。

というのも、成果は点数式になっており、論文が最も点数の高い成果だからです。

論文は最も内容に関わったファーストオーサーなら50点、セカンドオーサーなら30点というようになっているそうです。

ファーストオーサーは論文の連名の最初に名前が来ている人、セカンドオーサーは2番目に書かれているそうです。

このように論文の連名の何番目に自分の名前があるかによっても点数が変わってきます。

次は学会です。学会は国際的な学会、いわゆる国際学会に出席すると20点、国内の人しか来ない国内学会だと10点だそうです。

ちなみに学会では大勢の前でスライドを用いて発表する口頭発表と、自分の研究を一枚のポスターにまとめ、そのポスターを見に来た人に自分の研究を紹介するポスター発表があります。

一般に口頭発表の方が気を使ったり、多くの準備が必要になりますが、奨学金免除の際の評価としては口頭発表だろうが、ポスター発表だろうが、同じ学会参加として扱われ、点数に差はないようです。

他にも授業で先生の手伝いをすると5点など、細かい点数が加算されていきます。

一覧にするとこのような感じです。圧倒的に論文を書くことが良いとわかりますよね。特許も同様の成果とみなされるようです。

2年間でこれらの成果を積み上げていき、その合計点数が同じ大学の人たちの中で上位10%に入れば良いのです。

だいたいの大学はこのシステムだと思います。点数も誤差はあるでしょうが、概ね同じだと思います。

もし心配なら大学の教務課に聞いてみると教えてくれるかもしれません。

 

さて、ここまで話すと、論文を出せば良いというけれども、研究はうまくいくかわからないから論文も出せるかわからないといった意見もあると思います。

その通りです。研究は運の要素もあるので、確かに、論文を出せるかどうかはわかりません。

しかし、論文を出せる確率を上げることはできます。

それは、自分が行く可能性のある研究室のHPなどを調べ、どのくらいのペースで論文を出しているかを確認することです。

もしHPに上がっていなかったらgoogle schlorというHPで調べることができます。

これは論文を調べる検索エンジンですので、ここで実際に自分が行こうとしている研究室の先生の名前を入れてみれば論文が出てきます。例えば、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の名前を入力するとこのようにたくさんの論文が出てきます。年代でソートすると一年に何本くらい論文が出ているか確認できると思います。

ここで、論文がさほど上がっていないと、自分が在学中に論文を出すことも厳しくなるかなと思います。

とは言っても先ほども述べたように奨学金の評価は大学内での相対評価ですので、自分が行く可能性のある研究室の論文を出すペースを全て調べ、そのペースが最も早い研究室に行くことが最も論文を掲載でき、ひいては奨学金免除につながる研究室だと思います。

ついでにHPに載っていればですが、研究室の懐事情についても知っていて損はないと思います。

研究室は大抵、国や企業からお金をもらって研究していますが、その資金本を載せている教授は多いです。

なぜなら、資金をもらっているということは研究室にとって業績として扱われるからです。元も子もない話ですが資金力によって研究成果は大きく変わります。資金を持った研究室が大きな業績をあげ、その業績によってさらに資金が流れ込むという構造になってしまっているのが現在の日本の研究環境だと思います。

だからこそ、逆に資金本についてHPに載せていない研究室は僕だったらお金がもらえない、つまり業績があまり出ていない研究室なのかなと考えます。

このように論文が出せる研究室に入ると奨学金の免除が受けやすくなります。

学会についてもどれくらいの頻度で参加しているかについてHPに書いてあることが多いので、調べてみると思います。

適切な研究室を選べば、それはエスカレーターに乗っているようなもので、いつの間にか論文が出ていたというようなことも十分に考えられます。

一方で、論文をあまり出さない研究室を選んでしまうと自分が相当頑張らないと論文は出せません。

論文を出すためには、研究室選びが本当に大切です。

 

最後に僕の研究実績を載せておきます。地方大学ならこの程度の業績で十分返済免除になりますので、参考にしてください。

旧帝大の方はもう少し成果が必要になるかもしれません。

まず、論分一報、しかし、これはセカンドオーサーでした。

次に国際学会に2回いきました。

またいくつかの国内学会にも参加しました。

これで第一種奨学金免除なり、200万円以上もらったことになります。

 

まとめです。

第一種奨学金が免除になるかどうかは大学院での成果で決まります。そして、その成果は相対評価であり、同じ大学の中で上位に入れば大丈夫です。

大学院での成果とは論文や学会発表です。

出来るだけ論文発表や学会発表の経験ができる研究室を選びましょう。そうすることであなたが奨学金免除になる可能性は大きくなると思います。

 

今回の動画は以上となります。このチャンネルでは自分の経験をもとに、大学生や若手の社会人に向けて役に立つ情報を発信しています。

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では、また!