メモの魔力
こんにちは、今日は前田裕二さんの書かれたメモの魔力を紹介します。
前田裕二さんは早稲田大学を卒業後、外資系投資銀行に入られ、その後に企業してshowroomを作りました。
今は社長業の傍らテレビに出たり公演を行ったりと精力的に活動されています。
あの堀江たかふみさんや、秋元康さんが「天才」と呼ぶほどの人です。
そんな前田さんですが、メモには人生を変える力があると言っています。
この動画ではメモにはどんな力があるのか?そして具体的なメモの取り方について説明していきます。
このメモの取り方を実践することで、あなたの人生は大きく変わっていくことでしょう。
まず、現代がどんな時代かというとAIやロボティクスによって単調な仕事は置き換えられてきています。
これからもどんどんどの流れは進み、人間は知的な生産しか行わなくなると言われています。
また、人間の選択の幅もどんどん広がり、どこで誰と何をしていても良いというようになっています。
こんな時代において、大事なことは抽象化であると前田さんは言っています。
抽象化することによって、知的生産する力が上がりますし、自分についての抽象化を行うことでいわゆる自分探しになり、自分がどんな人間かを知ることで、決断に迷いがなくなります。
この抽象化する力が現代においては非常に重要です。
抽象化というと難しく聞こえますが、これは誰でもやっていることです。
例えば、空からポツポツと降ってくる液体は私たちは雨と呼びますが、これも抽象化です。
水滴の一つ一つは大きさも形も違うのですが、これを一つずつ呼んでいたら大変です。
そこで、まとめて雨という言葉にしたのです。
この抽象化を行うときに便利なツールがメモです。
メモを適切な方法でとることによって思考が抽象化されていきます。
それでは前田さんが行っている具体的なメモの取り方を説明します。
メモを取る時のノートは見開きで使います。
そして、ファクト、抽象化、転用、と書きます。一番左はその話の題名などを書く欄です。
ここからがメモのスタートです。
まず、人から聞いた話、見たものなど、事実をファクトの欄に書きます。
次にそこから導き出されることはどんなことなのか、なぜそうなのか、など抽象化した事柄を書いていきます。
そして、その抽象化されたことをどのように具体的な行動にしていくかを転用の欄に書きます。
具体的に説明します。
例えばあなたがポケモンのゲームをやっていたとします。
このゲームでのファクト、つまり事実は、ポケモンのゲームではそれぞれのキャラクターに属性があり、その属性に応じた攻撃にをすることによって効果が増大するということです。
火の属性を持つポケモンに対して水の属性を持つポケモンが攻撃すれば効果が大きくなりますよね。
そしてこのファクトから抽象化します。すると相手に応じて攻撃を変えることが大事だということがわかります。
最後にこれを転用します。抽象化された言葉をどのようにあなた自身が行動に移すかを考えます。
すると、例えば就職活動をしていても、会社によって、もしくはどの立場の人が面接官かによって話す内容を変えることが大事なのではないか、と思うことができます。
これが具体的なメモの方法です。
これは日常でも自己分析でも同じです。
具体的に前田さんの事例を紹介します。問いは幼少期に苦しかった経験は?とします。
前田さんは過去に家にお金があまりなく、塾に行けないが、塾に行っている子の方がどうしても賢い。
でもその後、死ぬ気で勉強して追い抜いたということがあったそうです。
これは事実なので、ファクトの欄に書きます。
次に抽象化です。
なぜ、自分は頑張ることができたのだろう?と考えます。
そうすると、自分は運命を努力で覆したい、逆境はバネになることを証明したいという強烈なモチベーションを持っているとわかります。
最後に転用です。
この抽象化した自分の気持ちをどのように今後の自分の行動に活かしていくかを考えます。
そうすると、逆境がバネになることを証明したいという自分のモチベーションを原点に置くことのできる事業を作る。
また同じような憤りを持っている人に自分の体験を伝えて勇気を与える、ということを思いつきます。
このメモによって前田さんは自分のモチベーション、逆境はバネになることを証明できる事業としてshowroomを立ち上げたのです。
つまりファクト、抽象化、転用の流れを使うことによって、本当の自分を知ることができ、さらに今後どうしていくかも決めることができたのです。
この方法のすごいところは自分の深いところからくる気持ちを自分で理解した上で次の行動を起こすために自分の行動に迷いがなくなるところです。
自分で自分の人生における羅針盤を作っていると言っても過言ではないでしょう。
では動画をまとめます。
まず、これからの時代においては抽象化を行うことで、知的生産する力を上げたり、自分が何をしたいのかを理解したりすることが大事だということ。
次に、物事を抽象化するためのツールがメモだということ。
最後に、メモの取り方はファクト、抽象化、転用という順で行うことが良いということ。
メモという誰でもやろうと思えばできることを使って、人生を切り開いた前田さん。
まさに努力で運命に打ち勝ちたいという思いが体現されていると感じました。
やってみたいと思ったかたはぜひ、今日からメモを取ることを初めてみましょう!
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