上場企業で働くと仕事ができない人になる中編
一つ目の方法は、ほかの会社でも役にたつスキルを使って仕事で成果を出すことです。
企業にいると、ほかの会社で活かせるスキルが必要な仕事とその会社でしか使えないスキルの仕事の二つの仕事があります。
僕の場合だと、研究が他の会社で活かせるスキルが必要な仕事で、安全委員がその会社でしか使えないスキルの仕事です。
研究でたくさんの成果を出すようになれば、会社としては僕に研究の仕事を頼んだ方が全体の成果が大きくなるわけです。
だから、安全委員みたいなその会社でしか使えない仕事を頼まれる回数が減ってきます。
成果なんてどうやって出すんだ、と思われるかもしれませんが、これは仕事にかける時間を変えればいいです。
例えば僕なら仕事が一日8時間だとして、これまで研究4時間、安全委員4時間かけていたら、
これを研究6時間、安全委員2時間、もしくは研究7時間、安全委員1時間、になるようにします。
こうなると、安全委員の方の仕事に粗が目立ち始めます。もしかしたら上司に注意されるかもしれません。
でも、それでいいのです。
仕事を完璧にやらない勇気がいります。
安全委員の方に時間をかけ、完璧にやってしまうと、そこに信用が付いてしまいます。
信用が付いてしまうと、また同じような仕事を頼まれやすくなってしまいます。
じゃなくて、研究の方に力を入れるのです。
研究にかける時間が多くなるので、研究の方で成果が出やすくなります。
そうなると、研究の方で信用が付いていくのです。
研究の方で信用がつくと、研究の仕事を頼まれやすくなります。
これで、ほかの会社で活かせるスキルを身につけながら仕事をすることができます。
結果として、転職もしやすくなりますよ。
あなたも自分の立場で考えてみてください。
あなたが働いている会社で、ほかの会社でも活かせそうな仕事はどんな仕事ですか?
ちょっと考えてみてください。
はい、次にそれをできる人はどんな人か考えてみてください。
考えましたか?
今思い浮かべた人にあなたがなることが大事です。
ここではキャラ作りが重要です。
会社での仕事の割り振りなんて、上司がその人のキャラクターを見極めて行なっています。
あなたが会社でしたい仕事、やれば将来自分のためになる仕事を選んで、それを任される人はどんな人かを考え、その人を演じるのです。
こうやってキャラクターを作って行動していけば、あなたはほかの会社でも役にたつスキルを活かせる仕事で成果を出すことができますよ。