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セミリタイアのために読むべき本中編

まず1冊目は橘玲さんが書かれた幸福の資本論です。

 

これは今の世の中での幸せの作り方について教えてくれます。

この本で橘さんは、人間の幸せは自由、自己実現、絆と言っています。

確かに、自由があって自己実現ができて、他の人との絆を持つことができる人生はとても幸せそうですよね。

そして、自由、自己実現、絆はそれぞれ、金融資産、人的資本、社会資本によって作られると本には書かれています。

金融資産はお金のこと、人的資本は自分の好きなことができる能力のこと、社会資本は友達などの人間関係です。

 

橘さんがいうには、この3つを同時に持つことは基本的にはできないそうです。

例えば、大きな会社の創業者を考えてみると、会社を経営しているので、お金は持っていますよね。

また、会社を作り、それを大きくできるという能力を持っています。

でも、若い時から会社のことばかりやってきたので、休日なんかはなく、会社以外での人との繋がりがないとすると、社会資本は持っていないですよね。

一方で、マイルドヤンキーと言われる人たちを見てみます。

この人たちは、休日になるとみんなで集まってバーベキューをして遊びます。

楽しいことを一緒にできる人がいるので、社会資本を持っています。

でも、仕事で頑張りたいという気持ちがありません。

だから、人的資本は持っていないです。

また、仕事を頑張っていないために、お金もそんなにありません。だから金融資産もないですね。

こんな感じで、普通はあっちがたてば、こっちが立たずと、3つがしっかり揃うことはないです。

でも、基本的に不可能だと言った3つを同時に立てる方法が自分の好きなことをして稼ぐ方法です。

例えば、動画編集が好きでそれを仕事にしていたとします。

何かのプロジェクトに動画編集担当として参加することになりました。

そのプロジェクトに参加している人と話があって、楽しいと思ったらそのプロジェクトが終わっても一緒に仕事をすれば良いし、合わないなと思ったらそのプロジェクトが終わったらもう一緒に仕事しないということが可能です。

これで良い人間関係を残しながら、好きなことで稼ぐということができます。

この方法で、自分の好きなことをしながら、本当に大事な人だけ大事にすることで、自由、自己実現、絆のすべてを手に入れることができるというのがこの本の結論です。

 

僕がこの本を読んで、一番納得したところはお金だけが幸せではないということです。

セミリタイアというとお金を目標にしがちですが、お金がいくらあれば良いというわけではなく、自分が好きなことで稼ぐということは、

それ自体が喜びです。むしろお金だけあるよりも幸せかもしれません。

自分の好きなことで稼ぎながら、お金から自由になればそれはセミリタイアなんだと思ったわけです。

 

2冊目はリンダ・グラットンさんが書かれたライフシフトです。

 

この本で書かれているのは、これまでの学んで、働いて、引退する、という3段階の流れはもう通用しませんということです。

 

今僕たちが直面している多くの問題の根源は寿命が延びているということです。

今は人生100年時代です。

人間の寿命がここまで延びたのは歴史上初めてな上に、今の時代はどの時代よりも流れが早いですよね。

こういう現状で僕たちはどうすれば良いかというと無形資産を身につけないといけないというのがこの本で言われていることです。

 

無形資産の中でも大事なのが生産性資産、活力資産、変身資産です。

一つずつ説明します。

生産性資産は能力です。

これからの時代はどんどん高度化するので、それを理解し、活用できる能力が求められます。

ITなどが盛んになってくると、ITを制御できる人材が社会で求められるのです。プログラミングなんかまさにですよね。

それに伴って、大学への進学率も増えています。みんなもっと勉強しないと、と思っているということですね。

二つ目は活力資産です。

これは健康と人間関係です。

人生100年時代を生きようと思うと、健康が大事なことは言うまでもありません。

最近タバコを吸う人が少なくなったり、健康食品が流行ったりと、健康に気を遣う人が多くなっていることを見ても納得ですね。

人間関係は特にパートナーとの関係です。

人生100年時代では一回学び終わったら、引退までずっとそれを使って仕事をするということができなくなります。

学び直しの時期が必要です。

その時期は収入が減ったり、なくなったりするので、パートナーに助けてもらわないといけなくなります。

だから、そういう時期を一緒に乗り越えてくれる人との関係が大事になってくるのです。

最後は変身資産。これはなんでもやってみるという気持ちのことです。

この時代は変化が激しいので、ずっと同じところにいたら厳しい状況になります。

だから、これなんか面白そうと思ったらやってみるという気持ちを持っている人が強いのです。

 

この本を読んで思ったことは、不労所得を持っていると、変身資産をつけやすくなるんじゃないかということです。

変身資産を持つことができない人、つまり一つの仕事にこだわっている人というのは収入をその職場に依存しているからそこから移動できないのです。

もし、その職場を離れて次の仕事がうまくいかなかったら、生活が苦しくなるかもしれないからです。

給料以外に不労所得という収入源があれば、いろいろやってみようかなという気になりませんか?

もし、やってみてうまくいかなくても、不労所得があればそんなに厳しい状況にはなりません。

不労所得を持つことで、いろいろなことに挑戦できます。

そして、いろいろなことで挑戦することで、そこにたくさんの人との関係が生まれたり、新しい能力が身についたりするのです。

結果、この本で言われている大事な無形資産を持つことができます。

不労所得を生み出す有形資産を持つことで、100年時代を生きるために必要な無形資産を持つことができるのです。

 

3冊目はロバートキヨサキさんが書かれた金持ち父さん、貧乏父さんです。

 

この本はお金の使い方の基本中の基本を教えてくれます。

この本で言っていることは、一言で言うと資産を買えです。

資産とはあなたのポケットにお金を入れてくれるものです。

一方、負債という言葉もありますよね。

負債はあなたのポケットからお金を取っていくものです。

例えば、あなたが車を買ったとします。

車は一般的に言えば、資産です。

しかし、この本の定義で言えば負債になります。

どうしてかというと、車を持っているとガソリン代や自動車税が入りますよね。

これはあなたのポケットから出ていくお金だからです。

車を持つことで、あなたからお金が出ていっているので、車は負債ということです。

さて、では貸家を考えます。

貸家は人に貸すことで家賃をもらうことができます。

これはあなたのポケットにお金を入れてくれていますよね。

だから資産です。

資産を持つことで、あなたは不労所得を持つことができます、というのがこの本の結論です。

 

さて、僕がこの本を読んで徹底していることは負債を買わずに資産を買うことです。

最初にこの本を読んだ時に、お金もちと言われている人たちはお金の使い方が他の人と違うんだなと思ったことを覚えています。

お金がない人は負債を買い、お金がある人は資産を買っています。

そして、資産を買うようになって思うのですが、資産を買うということは誰かの役に立っています。

例えば、貸家を買えばそこに住みたいという人が出てきます。

その人たちに住環境を提供して喜んでもらっています。

自分だけが楽しむお金の使い方よりもよっぽど良いです。

僕はまだまだですけど、資産を買うことで、誰かに価値を提供できるので、そういうお金の使い方をできる人がお金もちになる人ということですね。