セミリタイアするならボロ戸建て投資が最適な理由中編
なぜ、ボロ戸建て投資の利回りは高いのか、それは歪みが大きいからです
歪みは一言で言えば差です。
差だけでは、ぼんやりとしているので、今回は歪みを3つに分けて詳しく説明していきます。
それが、地域の歪み、情報の歪み、そして価値の歪みです。
一つずつ見ていきましょう。
まず、地域の歪みについてです。
どういうことかというと、地方にあるボロ戸建てを東京の人は買わないよね。ということです。
例えば北海道でボロ戸建てを買ったとしたら、その戸建てに入りたくなるようにリフォームが必要です。
リフォーム業者さんに頼むのも一つですが、自分で最後は見に行きたいですよね。
そうした時に遠くに住んでいるというのは、なかなか見に行けないので不利です。
必然的に、北海道にあるボロ戸建てを買いやすいのは北海道の人になります。
東京の人や大阪の人、名古屋の人は北海道の戸建てを買いにくいので、これは競争相手が少なくなることを意味します。
競争相手が減るので、勝ちやすくなります。
これが地域の歪みです。
地域の歪みがあることはとても強いことだというのは、インターネットを考えればわかります。
例えばインターネットで検索順位1位の記事を作りたいと考えたとします。
サイトを作るときはみんな、検索順位1位を取りたいと思っています。
なぜなら、1位とそれ以外では見られる頻度が明らかに違うからです。
あなたも調べたいことがあってgoogleで検索した時に、一番上に出てきた記事を読むことが圧倒的に多いはずです。
そして広告などが表示される回数も多くなるので、そのサイトを作った人に入ってくるお金も多くなります。
だからみんな検索順位1位を狙うんですね。
でも、1位をとるということは他の全てに勝たないといけないということです。
日本語の記事を書くなら、日本中で1番にならないと、検索順位1位は取れません。
1位を取ればお金がたくさん入ってきますが、2位以降では1位程はお金がもらえないんですね。
でも、地域の歪みがあれば、その地域で選ばれればいいだけなのです。
インターネットのように、日本中、世界中から選ばれる必要はありません。
だって、東京に住んでいる人はいくら北海道に良い家があっても、わざわざそこに住んだりはしませんから。
北海道に住んでいる人だけに選ばれれば良いということです。
相手はその地域にある家だけです。
インターネットの世界で勝負するよりはだいぶ楽な戦いです。
ボロ戸建てはこの地域の歪みを持っています。
次に、情報の歪みについてです。
不動産の情報というのは実は公開されているものとされていないものがあります。
公開されている情報の中にも良い情報はたくさんありますが、公開されていない情報をとることができればたくさん稼ぐことができる場合が多いです。
良い情報は公開されないことがあって、一部の人の間だけでやり取りされている場合があるということです。
こんなことがどうして起きているかというと、不動産の取引の特性に原因があります。
不動産を買う時には基本的に下見に行きます。
とても大きな額のやり取りなので、当たり前ですよね。
もし情報を公開すると、不動産屋さんは見たいという人が来れば何回も下見に行かないと行けないのです。
その中には不動産を買う気がないのに、見に行くという人もいます。
これは不動産屋さんが大変です。
そこで、不動産屋さんはまず最初に買ってくれそうな人に物件を紹介します。
そこで買ってくれたら何回も下見に付き合う必要がないから不動産屋さんとしてはいいんですね。
もう一つ情報の歪みがの例は、情報を駆使する人としない人で買う時に戸建ての値段が変わることがあるということです。
例えば、200万円で売り出されていた戸建てをある人は200万円で買うし、ある人は150万円で買うことができるということです。
どうしてこんなことが可能かというと、不動産は1対1の取引だからです。
だから、お互いが納得していれば値段は結構簡単に変わります。
どうすれば良いかというと、この家の値段は200万円だけれども、シロアリがいます。
シロアリを駆除するので、その分やすくしてください、など言えば家の値段が下がることがよくあります。
これはシロアリの知識があればこういうこともできます。
でも、知識がないとできません。
人によって、戸建ての値段を下げることができる人とできない人がいるのです。
こういう情報の歪みは株などの電子取引では難しいです。
株の情報は公にされていますよね。
そのみんなが知っている情報をもとに、買うのか売るのかを判断しなくては行けません。
もし、みんなが知らない情報を使って株で儲けてしまうと、これはインサイダー取引になってしまいます。
だから株の世界では情報の歪みというのはほとんどありません。
歪みをとることが難しいです。
この点、不動産は情報の歪みが大きいので、簡単に利益をとることができます。