セミリタイアのための住宅ローン裏ワザ中編
セミリタイアしたいと思ったら、基本的には大きな支出は作らないようにすることが大事です。
その理由を説明していきます。
セミリタイアは不労所得+好きなことで稼ぐ収入が生活費を超える状態を作ることです。
不労所得を作ろうと思ったら、あなたが働かなくてもあなたにお金をもたらしてくれるものを持たないといけません。
資本主義の世の中では、誰もが市場に何かしらの商品を持ちこんで、それをお金と交換してもらっています。
例えば、あなたがサラリーマンなら労働力という商品を会社に買ってもらっているというわけです。
そのときにもらうお金のことを給料と呼んでいるんですね。
ただ、労働力を商品として売っていると、いつまでたってもあなたは自由にはなれません。
あなた自身が働かないとお金が入ってこないからです。
働いていても好きなことをしていれば、それは幸せだと思いますが、嫌いなことをして働いているのは辛いですよね。
辛いことをしながら働くのは、そうしないと生活が維持できないからです。
辛いことをしてでも、生きていかないといけないから労働力を売ってお金をもらっているんですね。
そこから抜け出したい、そう思ったときに必要なのが不労所得です。
不労所得を得るためには、自分の労働力以外の商品を市場に持ち込んで、それを誰かに買ってもらえるようになればいいのです。
そうすれば、あなたが働かなくてもあなたの元にお金が入ってくるので、時間を自分のために使って暮らしていくことができるようになるのです。
不労所得を作るためには労働力以外の商品が必要ですが、この商品を作るためには元手が必要です。
例えば、僕は不労所得を得ていますが、それは戸建ての家から得ています。
戸建ての家から不労所得を得るには当然ですが、戸建ての家を買わないといけません。
その家を買うためには、貯金しないといけませんよね。
これはどんなビジネスをするときも一緒です。
最初はあなたがお金を払って商品を作らないといけないのです。
一般的に仕入れと言われるものですね。
この仕入れを行うために貯金が必要です。
サラリーマンをしている人が貯金をしようと思ったら、給料を余らせて貯金に回すしかありません。
副業をしたり、アルバイトをするのもいいですが、とにかくもらった分を全部使ってしまってはダメですね。
幾らかのまとまったお金を作らないといけません。
こういう貯金が必要な時期に家を買って、住宅ローンを組んでしまうと貯金ができなくなってしまいます。
これがセミリタイアを目指す人が住宅ローンを組むと、セミリタイアから遠ざかる理由です。
住宅ローンを組むかどうか迷っている人によく言われるセリフが、毎月の家賃と住宅ローンを比べるとほぼ同じ価格だということです。
だから、住宅ローンを組んだ方が、最後には家も残るからお得だよと言われます。
これは、本当にそうでしょうか。
賃貸に住んでいるとわからないかもしれませんが、家を貸している大家さんは見えないとことでお金を払っています。
例えば、固定資産税、これは毎年かかる税金です。家の広さなどにもよりますが、サラリーマンが払うには結構負担になる金額です。
ほかにも、設備が壊れたときの修繕は何十万円、もしかしたら数百万円かかる場合もあります。
賃貸に住んでいると、これらは大家さんがやってくれていますが、自分の家を持つとこれらのお金も自分で払わないといけないのです。
ほかにも住宅ローンを組むデメリットはあって、それは将来の環境の変化に対応できないということです。
例えば、急に会社を辞めることになっても、ローンを返さなくていいということにはなりません。
給料が入らなくなったのに、住宅ローンは返し続けなくてはいけないという状況になることも考えられない訳ではないですよね。
よほどうまくやらない限り、住宅ローンを組むと支出が増えます。
その結果、自分の商品を作ることができず、セミリタイアには近づけないのです。
では、どうしても住宅ローンを組みたいという人はセミリタイアを諦めないといけないのでしょうか。
そんなことはありません。
ここからは住宅ローンを組むときの裏ワザをお伝えします。
この技を使えば、ほとんど住宅ローンの返済にお金をかけずに新しい家に住むことができます。