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留学して留年しても全く問題ない話

みなさん、こんにちは!あさとです。

今日は留学するときに留年になってしまっても、全く気にしなくて良いという話をします。

 

僕は大学院時代にスイスに留学していました。

留学していた仲間もたくさんいて、その人たちは留年していましたが、その後の人生に全く悪い影響は出ていません。むしろ、より行動的になり自分の人生を歩んでいます。

 

留学したいけど留年してしまうのが嫌という人はとても多いです。その理由の多くは、就活の時期がずれるからというものです。

世間では新卒一括採用というものがあり、新卒で会社に入社しなければその後、就職することが難しいという噂があります。

しかし、結論から言えば留学によって留年した場合、それによって就職が不利になることは全くありません。むしろ業種や職種によっては有利になるかもしれません。

 

僕がこのように言える根拠は僕自身が企業人事の担当者さんからそのような話を聞いたからです。それも一社ではなく何社もです。

ここで、一つ留学の奨学金の話をします。みなさんは飛び立て留学ジャパンという国家プロジェクトを知っていますか?

日本から留学生を増やすためのプロジェクトです。このプロジェクトに選ばれた学生は多くの援助を受けて留学することができます。

金銭的な問題がなくなるくらい援助してもらえるのです。地域によりますが、月16万円の奨学金が与えられます。

そしてこのプロジェクトからの奨学金の出どころは税金ではなく企業からの寄付です。企業からの寄付で国家プロジェクトが動いているのです。

だからこの奨学金を受けることのできる学生を選別しているのは企業の人事担当者です。

つまり企業が留学を勧めているのです。

僕もこの制度で留学をしていました。その過程で企業の人事担当者さんと話す機会があったのですが、やはり留学で留年していても何も問題がないということでした。

むしろ、留学で人とは違った経験しているということで高い評価になることがあるそうです。

だから、みなさんも留学に行きたいと思ったら、ためらわず留学にチャレンジしてほしいと思います。

 

日本人って本当にみんなと同調することが好きですよね。

色々なところで言われ尽くされた感のあるこの議論ですが、やはりこれは近代教育の洗脳だと思います。

第二次世界大戦で敗戦国となった日本はそこから世界に類を見ないスピードで復興を成し遂げました。

その背景にはみんなで一つのことを目指して頑張るという洗脳があったと思います。

みんながバラバラなことをするよりも、一つのことを目指して頑張った方が統率しやすいし、成果が出やすいから国家がそういった教育を推奨しました。

いまだに運動会で前ならえなどがあるのもその名残です。

そして、良いか悪いかその教育が成功して、日本は経済的に豊かになりました。

その成功体験がいまだに捨てられずに、みんなに合わせることが良いという教育が行われています。

 

しかし、みんなに合わせることが幸せなのでしょうか。

そんなことはないと思います。

みんなと違うことであっても自分がやりたいことをやりたい、周りは就職するけれども、自分はもっと海外を見てみたい。

とても良いと思います。

 

自分の気持ちをしっかり持って、その意見に正直になってほしいと思います。

そういう人材を社会は求めています。

 

今回は留学するときに留年になってしまっても全く気にしなくても良いという話をしました。

 

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では、また

今回の不動産投資で学んだこと 需給バランスは大事です

YouTubeで話す原稿を書いてみました。

皆さん、こんにちは!あさとです。

 

今日は、田舎で家を250万円で買ってみました。というテーマでお話しします。

僕は大学院を卒業した後、企業で研究を行いながら不動産投資を行なっています。

今回は不動産投資として、家を250万円で購入したので、その家を公開しつつ、この不動産投資において大事なことを解説したいと思います。

 

まず、僕が購入した家の映像をご覧ください。

 

この家が250万円で買えるのはすごくないですか?

不動産投資をやっていたり、中古住宅を買ったことがある人はわかると思いますが、とても安いです。

では、この家がなぜ250万円で変えたかというともちろん理由があります。

それは立地です。この家は地方の中でも田舎にあって、過疎化が進んでいる地域です。

普通ならこの地域で不動産を買うことはないと思います。だって、買っても入居者が付かなかったらただ買っただけで損をしちゃいますからね。

でも僕は僕なりに借りてがつくだろうと思い、この家を買いました。

まずは近くに工業団地があったことです。過疎化が進んでいる地域でも、工業団地があって、そこに働いている人がいる以上、職場の近くに家を持ちたいと考える層は必ずいると考えました。

またこの地域は祭りがすごく有名なこともあり、もしも借りてが見つからなかった場合でもAirbnbなどに出せばある程度の収益が見込めるだろうと思いました。

最後にこの地域には貸家がありませんでした。確かに需要も少ないかもしれませんが、それに比べても供給が圧倒的に足りていないと考えました。

この仮説もあって、不動産投資するには少し勇気のいる田舎に家を買うことにしました。

 

そしてなんと、すぐに借りてが見つかりました。

しかも1人ではなく、何人かから問い合わせがあり、そのうち2組が入りたいと言ってくれました。

先約優先で貸し出すことにしましたがとても嬉しい悩みでした。

家賃は5万円なので、一年分の家賃を買った値段で割る表面利回りは20%を超えてきます。約5年で回収可能です。

投資信託などだと、だいたい利回りが3%くらいなので、今回の投資はとても良い投資ですよね。

 

さあ、ここから言えることは不動産投資においては需要と供給の関係を考えることがとても大事だということです。

たくさん人がいるから東京で不動産投資をすることが必ずしも良いというわけではありません。

東京一極集中の流れから、現在も東京では新築アパートが乱立しています。

その結果供給過多となり、多くの空室が生まれました。不動産投資をしている身としてはこの空室リスクが最も恐ろしいです。

だって、人が入らなければ収益はゼロですから。

 

たとえ田舎であってもそこに住みたいという人がいて、住宅が足りなければ、そこにある住宅には需要があり、人が入居してくれます。

全国のどこであっても、その地域に対する需要と供給を見極めて不動産投資をすることが大事です。

 

そしてこれからはいわゆるノマドと呼ばれる住居を転々と変える人が増えます。

そういう人は景色が良いところだったり、何か面白い催しがあったり面白い人がいるところに行くことが多いです。

たとえ、人口が少なくてもそういうイベントなどがあったり、特産のものがあったりするところに関してはまだまだポテンシャルがあります。

 

そんな地域を見極めて不動産投資をしていくと良いと思います。

人口が減っていく日本で不動産投資をするなんてオワコンだ、みたいな意見もありますが、それを言い出したら全産業が同じです。

日本で勝負している限り、全産業がオワコンということになります。

でも、そうではないですよね。

もちろんパイは減っているので、いずれは世界を見据えたことを考える必要はあるかもしれませんが、まだまだ日本の中でも収益を生み出せると感じました。

 

もちろん住んでもらう人に気持ちよく生活を送ってもらうことが大前提ですが、これからも供給よりも需要が上回っているところに積極的に投資をしていきます。

 

今日は田舎で家を250万円で家を買ってみました。大事なのは需給バランスです。というお話しでした。

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地方大学生が留学に行くべき理由

YouTube用の原稿を書いてみました。

こんにちは!あさとです。

現在の僕は、大学院を卒業した後、上場企業で研究を行なっています。

 

今回は地方大学生に留学に行くべき理由をお話しします。

これは簡単に言えば、価値観が違うことが当たり前ということがわかり、多くのことを受け入れるようになれるからです。

地方大学生に特に留学を勧めるのは、地方大学に通う大学生は基本的にその地方大学がある地方で育っている、例えば東北にある大学なら東北地方で育った人が多く、違う文化で育った人と接する機会が少ないからです。

海外に行くと基本的に自分と人は違う価値観が当たり前で、同じ価値観を持っている方が珍しいということを肌で感じます。

 

例えば、僕が留学中に住んでいたアパートの隣人はインド人だったんですね。そのインド人はよくゴミを部屋の外に置くので、そこに虫がよってくることが何度かありました。部屋が横だったので、その虫が僕の部屋にも入ってくることがあったんですよ。

すごく嫌じゃないですか。だから、僕はそのインド人に部屋に虫が入ってくるから、部屋の外にゴミを置くのはやめてくれって言ったんですよ。でもそのインド人は別に悪いことじゃないみたいに言うんです。これが普通だみたいな。だから僕もこれはもう言い合っても仕方ないなと思って、それからはインド人の部屋の前にゴミが置かれていたら僕がゴミ捨て場までそのインド人のゴミを持っていくようになりました。

一つ言っておくと、別にそのインド人とは仲が悪いわけではなくて、一緒にご飯を食べに行ったり、部屋の片付けをお互いに手伝ったりとそれなりに交流はありました。

 

もう文化の違いってどうしようもないんですね。日本のアパートだったら自分の部屋の前にゴミを置かないっていうのは当たり前じゃないですか。これをしていたら、横に住んでいる人だったり、大家さんからだったりから怒られますよね。

これはみんなが文化を共有しているからまだ伝わるんです。

だいたいの日本人だったら、アパートの部屋の前にゴミをおけば、虫がたかったり、臭いがして周りに迷惑がかかるからだめっていう文化を共有している。

だからこそ、アパートの前にゴミを置いている人に注意をすると大抵の場合、改めてくれるし、改善されない場合に退去してもらったり、あまりにひどかったら法律で罰することもできるんですよね。

 

これが育った環境、特に国を跨ぐと大きく文化が違います。

こっちで当たり前だったことが、違う国に行くと当たり前でないことはたくさんあります。

この文化の違いを超えて外国の人と仲良くするには相手の文化を尊重することはやはり大事です。

この文化の尊重というと、ゴミをアパートの外に置いておくことを許すことなのかというと別にそういうことではないです。

だからと言って、文句ばっかり言っていても解決にはならないですよね。

大事なのはお互いが快適に過ごせりような解決策を考えることです。

僕の場合、それはインド人の部屋の前に置いてあるゴミを僕が捨てに行くということでした。

なんで人の家のゴミを僕が捨てに行かないといけないかと思う人もいると思います。

でも、自分のゴミを自分で捨てないといけないと決まっているわけでもないですよね。

僕にとってみたら、自分の部屋の横にゴミが置いてある方がよほど、気分を害します。それなら自分で捨てに行った方が全然良いです。実際僕の隣に住んでいたインド人も捨てに行ってくれてありがとうみたいなことを言っていました。

こんな感じで、文化の違いは必ずあるので、それに腹を立てていたりストレスを感じていたら外国で暮らすことが嫌になってしまいます。

 

そして、こんな経験をして日本に帰ると、基本的に全くイライラしなくなりました。人がイライラする原因って期待するからだと思います。

例えば、親だったら自分のことを応援してくれて当たり前だとか、彼氏だったら私に誕生日プレゼントをくれて当たり前だ、みたいな感じですね。

それって、相手と自分とが同じ価値観であることを想定していませんか?

僕自身も海外で生活するまではイライラすることがそれなりあったような気がします。

でも、それが相手が自分と同じ価値観であることを期待しているからだと気付いたのは留学から帰ってきてからでした。

日本にいると、接するのはやはり日本人が多いです。そうなると同じ文化を共有している人たちなので、同じ部分と違う部分があるとすれば比較的同じ部分が多いですよね。

同じ部分が多いからこそ、違う部分に目がつくんです。それで、なんで?という風に相手を批判してしまいます。

一方海外では、異なる文化というベースがあります。同じ部分と違う部分の話でいくと、違う部分が多い。

だからこそ、違うことに寛容になれ、さらに良いことには同じ部分を見つけるととても嬉しくなります。

さっきのインド人とご飯を食べに行った時に、同じものを食べて、美味しいという感覚が同じだっただけでも嬉しかったことを覚えています。

これはお互いが違うというベースがあるので、同じだと喜べるんですよね。

この感覚を肌で感じられるだけでも留学は非常に価値があります。

人はそれぞれ違っていて、それを尊重することで、自分の価値観も変わっていきます。

この価値観が変わっていく感覚はなかなか日本にいては味わえません。実際に海外で暮らしてみることで肌で感じるものだと思います。

ぜひ、皆さんも留学して、自分の価値観を変えてみてください。

今回は地方大学生が留学に行くべき理由をお話ししました。

 

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では、また!

祝 2019年ノーベル化学賞について書いてみた

こんにちは。あさとです。

今日2019年10月9日にノーベル化学賞が発表され、旭化成の吉野彰さんが受賞されました。

僕は大学院は化学専攻ですので一般にの人よりも化学に精通しています。

そこで、今回はこの吉野さんの受賞内容について解説します。

吉野さんの受賞内容はリチウムイオン二次電池の開発です。

リチウムイオン二次電池は、ノートパソコンやスマートフォンをはじめ、様々な電子機器に使用されています。

この電池がなければ、一日に何時間も充電なしにスマートフォンを操作することは不可能でしょう。

今、不自由なく電子機器を使用できるのは間違いなくこのリチウムイオン二次電池のおかげです。

このリチウムイオン二次電池ですが、まさに時代が求めていたものでした。

1980年代に電子機器が普及するにつれて、性能の高い電池が求められていました。

その中で、リチウム電池も開発されました。このリチウム電池は吉野さんらが開発されたリチウムイオン二次電池とは似て非なるものです。

リチウム電池の性能が高いことはわかっていましたが、このリチウムが急に爆発するなどの危険があり、簡単に普及させられるものではなかったのです。

そこで、吉野さんが目をつけたのが、コバルト酸リチウムと呼ばれるものでした。

このコバルト酸リチウムはリチウムを含むので、電池として高い性能を出せる一方、単なるリチウムではないので安全であるという面も持っていました。

このコバルト酸リチウムを電池のプラス側、正極に用いることにしたのです。また電池のマイナス側、負極にもこのコバルト酸リチウムの性能を殺さないように炭素材料を選定しました。

この電池をリチウムイオン二次電池と言います。このリチウムイオン二次電池によって電池の起電力は1.5Vから4Vとなり、高い性能と安全性を併せ持つ電池が完成しました。そして、世の中のニーズにぴったりと合致して爆発的に世界に広がって行きました。このように言うのは簡単ですが、この電池の開発には膨大な時間がかけられています。その裏にはたくさんの情報を仕入れる力とそれをもとに考え続ける忍耐、そしてうまくいかなくても諦めずにチャレンジする根気が必要だと思いました。

 

 

化学というのは人々の生活の根幹を支えているものです。

ノーベル化学賞は人々の生活を大きく変えているものが受賞する傾向があります。

日本人に限って言えば、2008年にノーベル化学賞を受賞された下村脩先生はクラゲが光る原因である化合物を発見し、これが医学の世界で大きな発展になりました。癌などにその化合物を付着させることで手術が格段にしやすくなったようです。また、2014年にノーベル科学賞を受賞した中村修二先生は青色発行ダイオードを発明されました。この青色を作ることが難しかったのですが、見事に開発することによって、光の三原色を全てダイオードで作ることができ、私たちの生活が色鮮やかに光で彩られました。

 

今回、ノーベル化学賞を受賞したリチウムイオン二次電池はまさに我々の生活に直結しているので、ある意味受賞も当然なのかなと感じます。

また最後に予断ですが、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんはグリセリンにコバルトの粉をかけることでタンパク質がイオン化するということを発見されました。田中耕一さんの時も、今回の吉野さんの研究でもコバルトが使われています。

全く根拠はないですが、コバルトとは面白い元素だなと感じています。

第一種奨学金免除のための手順

YouTubeで第一種奨学金を返済免除になるための手順を紹介する予定です。

その動画のスクリプトをアップします。

みなさん、こんにちは。あさとです。

現在の僕は大学院修士課程を卒業した後、企業で化学の研究職として働いており、不動産投資も並行して行なっています。

 

先日僕は、YouTubeで大学院生は第一種奨学金を受けましょうという動画をアップしました。

第一種奨学金を借りた方が良い理由は、大学院での自分の成果次第で、借りたお金を返さなくても良い、つまり返済免除になる可能性があるからです。

返済免除なので、返さなくてよく、遊ぶなり、投資するなり、自分の好きにそのお金を使うことができます。

この動画では返済免除になるための具体的な方法について解説していきます。

この動画を視聴するメリットは3つです。

まず、第一種奨学金返済免除者がどのように決められているかがわかる。

次に、返済免除になるために何をしなければならないかがわかる。

そして、返済免除になるために大切な、研究室選びの基準がわかる。

 

少し長くなる動画ですので、話のポイントを概要欄にまとめました。

気になる部分だけ話が聞きたいという方はそちらを参考にしていただきたいと思います。

 

では、具体的に第一種奨学金の返済免除になるための手順をお話ししていきます。

まず、第一種奨学金を受け、大学院を卒業する際に返済免除になるための書類を奨学金を出してくれている日本学生支援機構というところに提出します。

この書類がこちらです。

基本的な個人情報を書くところがあり、その次に大学院で行なった研究の成果を書く欄があります。論文や学会での発表経験についてここで記します。

また大学院生が教授のお手伝いとして授業について行ったり、学生実験のお手伝いをすることがあります。これも大学院での成果に含まれるので書いておくと良いでしょう。

そして最後に自分の担当教授から日本学生支援機構に関する推薦文があります。

これが日本学生支援機構に提出すり書類です。奨学金の返済免除に関して面接などは行われないので、正真正銘この書類だけで決まります。

この中で最も大事なのはどれでしょうか。答えは大学院での成果です。先生の推薦文はあるかないかを確認されているだけで、正直内容については見られていないと思います。

 

次に免除になるかは相対評価で決まるというお話しです。

成果を上げれば良いというけど、具体的に何をどのくらいすれば良いの?と思いますよね。

その話をする前に奨学金を免除になる人がどれくらいいるかという話をします。

第一種奨学金を全額免除になる割合は上位10%、半額免除になる人は上位10%から30%の人です。

つまり、奨学金を受けている人の中で上位30%に入れば何らかの免除を受けることができます。

少し難しいなと感じますよね?でもそんなことはありません。結構簡単に奨学金免除になることができます。

その理由の一つはこの上位の基準が奨学金を貸与されている学生全員の中で上位30%ではなく、自分の通っている大学で上位30%に入れば良いからです。

確かに、地方大学での上位10%と東京大学で50%くらいのところにいる学生でどちらが優秀かといえば、東京大学で中間層にいる人かもしれません。

しかし、この学生支援機構の第一種奨学金の免除になる基準でいえば、地方大学で上位10%に入っていた方が良いということになります。

僕自身も地方大学に通っていて、大学院である程度研究していて、成果を出したので上位10%に入り、奨学金免除になることができました。

一方、同じ会社に入った同僚はみなさんが知っている有名な大学を出ていますが、奨学金免除になっていません。

その同僚と僕を比べて、研究においての僕が優れていたかといえばそうではありません。要は自分のいるとことで上位に入れば良いのです。

鶏口牛後という言葉がありますが、この奨学金においてはまさにその通りです。

自分の大学ならば周りの人たちがどのような成果を出しているかもある程度わかりますし、自分がどのくらい頑張れば良いかということも少し見当がつくと思います。

 

では、具体的にどのような成果を出せば良いのかについてお話しします。

結論は論文です。他にも成果になるようなことはありますが、大抵の大学院では論文を一本出せば、ほぼ奨学金免除が決定します。

というのも、成果は点数式になっており、論文が最も点数の高い成果だからです。

論文は最も内容に関わったファーストオーサーなら50点、セカンドオーサーなら30点というようになっているそうです。

ファーストオーサーは論文の連名の最初に名前が来ている人、セカンドオーサーは2番目に書かれているそうです。

このように論文の連名の何番目に自分の名前があるかによっても点数が変わってきます。

次は学会です。学会は国際的な学会、いわゆる国際学会に出席すると20点、国内の人しか来ない国内学会だと10点だそうです。

ちなみに学会では大勢の前でスライドを用いて発表する口頭発表と、自分の研究を一枚のポスターにまとめ、そのポスターを見に来た人に自分の研究を紹介するポスター発表があります。

一般に口頭発表の方が気を使ったり、多くの準備が必要になりますが、奨学金免除の際の評価としては口頭発表だろうが、ポスター発表だろうが、同じ学会参加として扱われ、点数に差はないようです。

他にも授業で先生の手伝いをすると5点など、細かい点数が加算されていきます。

一覧にするとこのような感じです。圧倒的に論文を書くことが良いとわかりますよね。特許も同様の成果とみなされるようです。

2年間でこれらの成果を積み上げていき、その合計点数が同じ大学の人たちの中で上位10%に入れば良いのです。

だいたいの大学はこのシステムだと思います。点数も誤差はあるでしょうが、概ね同じだと思います。

もし心配なら大学の教務課に聞いてみると教えてくれるかもしれません。

 

さて、ここまで話すと、論文を出せば良いというけれども、研究はうまくいくかわからないから論文も出せるかわからないといった意見もあると思います。

その通りです。研究は運の要素もあるので、確かに、論文を出せるかどうかはわかりません。

しかし、論文を出せる確率を上げることはできます。

それは、自分が行く可能性のある研究室のHPなどを調べ、どのくらいのペースで論文を出しているかを確認することです。

もしHPに上がっていなかったらgoogle schlorというHPで調べることができます。

これは論文を調べる検索エンジンですので、ここで実際に自分が行こうとしている研究室の先生の名前を入れてみれば論文が出てきます。例えば、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授の名前を入力するとこのようにたくさんの論文が出てきます。年代でソートすると一年に何本くらい論文が出ているか確認できると思います。

ここで、論文がさほど上がっていないと、自分が在学中に論文を出すことも厳しくなるかなと思います。

とは言っても先ほども述べたように奨学金の評価は大学内での相対評価ですので、自分が行く可能性のある研究室の論文を出すペースを全て調べ、そのペースが最も早い研究室に行くことが最も論文を掲載でき、ひいては奨学金免除につながる研究室だと思います。

ついでにHPに載っていればですが、研究室の懐事情についても知っていて損はないと思います。

研究室は大抵、国や企業からお金をもらって研究していますが、その資金本を載せている教授は多いです。

なぜなら、資金をもらっているということは研究室にとって業績として扱われるからです。元も子もない話ですが資金力によって研究成果は大きく変わります。資金を持った研究室が大きな業績をあげ、その業績によってさらに資金が流れ込むという構造になってしまっているのが現在の日本の研究環境だと思います。

だからこそ、逆に資金本についてHPに載せていない研究室は僕だったらお金がもらえない、つまり業績があまり出ていない研究室なのかなと考えます。

このように論文が出せる研究室に入ると奨学金の免除が受けやすくなります。

学会についてもどれくらいの頻度で参加しているかについてHPに書いてあることが多いので、調べてみると思います。

適切な研究室を選べば、それはエスカレーターに乗っているようなもので、いつの間にか論文が出ていたというようなことも十分に考えられます。

一方で、論文をあまり出さない研究室を選んでしまうと自分が相当頑張らないと論文は出せません。

論文を出すためには、研究室選びが本当に大切です。

 

最後に僕の研究実績を載せておきます。地方大学ならこの程度の業績で十分返済免除になりますので、参考にしてください。

旧帝大の方はもう少し成果が必要になるかもしれません。

まず、論分一報、しかし、これはセカンドオーサーでした。

次に国際学会に2回いきました。

またいくつかの国内学会にも参加しました。

これで第一種奨学金免除なり、200万円以上もらったことになります。

 

まとめです。

第一種奨学金が免除になるかどうかは大学院での成果で決まります。そして、その成果は相対評価であり、同じ大学の中で上位に入れば大丈夫です。

大学院での成果とは論文や学会発表です。

出来るだけ論文発表や学会発表の経験ができる研究室を選びましょう。そうすることであなたが奨学金免除になる可能性は大きくなると思います。

 

今回の動画は以上となります。このチャンネルでは自分の経験をもとに、大学生や若手の社会人に向けて役に立つ情報を発信しています。

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では、また!

奨学金は借りるべき!第一種奨学金を借りるべきたったひとつの理由

みなさん、こんにちは。あさとです。

 

今日は、大学院に進学する方向けに奨学金は借りるべきかというテーマでお話しします。

結論から話すと、第一種奨学金であれば絶対に借りるべきです。

奨学金には様々な形があります。お金を借りていずれは返さなくてはならない貸与型、お金をもらって返さなくても良い給付型があります。

一般的に給付型の奨学金は家計基準や学力の基準が非常に高く、採用されることは難しいです。

そこで、今回は比較的簡単に採用される貸与型奨学金、特に国からの奨学金に焦点を当ててお話しします。

多くの大学院生が借りているのがこの国からの奨学金だと思います。

そして、この国の奨学金には第一種奨学金と第二種奨学金があり、もう一度結論を述べると第一種奨学金を借りるべきです。

 

詳しくお話ししていきます。

国から出る第一種奨学金と第二種奨学金の違いですが、一般的な違いは利子があるかどうかです。

第一種奨学金には利子がありません。無利子の奨学金です。借りた分のお金を返せば良いです。

一方で、第二種奨学金には利子があります。借りた分よりたくさんのお金をいずれは返さなくてはなりません。

とはいうものの、利率は借りた年にもよりますが、概ね0%台なので、正直そこまで大きな問題ではありません。

 

本当に大きな問題は、第一種奨学金にのみ、返済免除の権利があることです。

これが第一種奨学金を借りるべき理由です。

 

つまり、第二種奨学金を借りた場合、借りたお金と利率分は将来にわたって、必ず返さなくてはなりません。

しかし、第一種奨学金は大学院で成果を残し、それをアピールすることで、借りた分の奨学金を返さなくてもよくなるチャンスがあります。

この違いはとても大きいです。

第一種奨学金は月々8万8千円もしくは月々5万円の貸与があります。このどちらにするかは自分で選ぶことができます。

もし月々8万8千円の第一種奨学金を借り続ければ、大学院に通う2年間で2112000円になります。

うまくいけば、この奨学金が無料になり、すべて自分の元に入ってきます。

 

第一種奨学金を貸与してもらい、最終的にそれが免除になる効果は本当に大きいです。なぜなら社会人になった時に返済するお金がないことで、手取りのお金が正味1万円から2万円増え、できることの幅が広がるからです。

投資やセミナーなど、お金があるからこそ始められることや勉強できることがあります。

奨学金を免除にならなかった場合、社会人になってから月々1万円から2万円ほどずつ返していくのですが、若手の時は基本的にお金がそこまで無いので、給料から引かれる1万円から2万円は非常に大きいです。

このお金が取られていくために、投資をしたり、様々な経験にお金を使えないということになります。

 

自分の経験を話すと、自分は大学院に進学した時に第一種の奨学金を借りました。

大学院では、研究をある程度頑張って、論文を出したり、学会に参加したりしました。

その成果が認められ、第一種の奨学金を免除になりました。

この奨学金を免除になる方法についてはまた別の機会に紹介したいと思います。

先ほども言いましたが、第一種の奨学金を2年間借りると、最大で2112000円手元に入ってきます。

僕はその中で1500000円ほど手元に残した状態で大学院を卒業しました。

その資金を元手に社会人になってから不動産投資を始めています。

 

このように、奨学金を免除になることで、お金を返す必要がなくなり、そのお金を自由に使うことができます。

研究をやりながらお金をもらうことができて、ほとんど就職した状態になっています。

 

さて、ここからは第一種奨学金の受け方について紹介します。

奨学金の多くは、家計基準と呼ばれるものがあります。

基準収入より下回っている収入の家庭でないと、奨学金を受けることができないというものです。

ここで問題なのは、この基準があるために奨学金を受けることのできない家庭が多いということです。

生活が苦しいから共働きしているのに、その共働きが原因で世帯収入が家計基準を上回り、奨学金を貸与してもらえないということが起きているのはある意味皮肉ですよね。

しかし、この大学院のための奨学金の家計基準は家庭ではなく「自分」なのです。

正確には自分の家庭、例えば配偶者がいた場合にはその配偶者と自分の収入の合算ということになります。

大学院生で配偶者がいる人は少ないと思うので、ここでは単身の大学院生を想定して話を進めていきます。

自分の収入が基本的には299万円を下回っていれば、第一種奨学金に応募できます。

ほとんどの大学院生は自分の収入は、あってもアルバイトくらいですから、ほとんどの学生は第一種奨学金に応募できます。

逆にこの基準以上にアルバイトをしてお金を稼いでいるなら、大学院には行かない方が良いと思います。

というのも、大学院というところは研究をするところですので、アルバイトのしすぎで、研究に時間を割くことができないのなら本末転倒だと思うからです。

 

さて、この家計基準が自分の収入だということからほとんどの大学院生が応募できることがわかりましたが、実際に第一種奨学金を貸与してもらえるかどうかは成績で決まります。

この成績の基準ですが、同じ学科で成績が上位半分以上なら十分に第一種奨学金を貸与してもらえると思います。

日本の大学は一般的に入るのが難しく、出るのは簡単と言われています。

そんなこともあってか、日本の大学生は世界一勉強しないとも言われています。

これは皆さんも大学に行って感じているのではないでしょうか。僕自身も感じていました。

だからこそ、少し勉強すれば成績で上位半分に入ることは簡単だと思います。

 

まとめです。

大学院へ進学するなら、返済免除の可能性がある第一種奨学金を貸与してもらいましょう。

家計基準は自分の収入なので、ほとんど人がクリアできます。

貸与してもらえるかは、学部時代の成績で決まります。同じ学科のメンバーで成績上位半分に入ることを目指しましょう。

 

楽しい社会人生活を送ることができるように、第一種奨学金を貸与してもらって、返済免除になるように研究を頑張ってみましょう。

奨学金返済免除になる方法については、次の機会にお話ししたいと思います。

 

では、また!

就職か?大学院か?気にするべきたった一つのこと

みなさん、こんにちは!あさとです。

 

今日は理系大学生の悩みである、就職するべきなのか?大学院に行くべきなのかについて書きたいと思います。

 

判断の基準は自分が研究が好きかどうかです。

 

大学院は基本的に2年間行くことになります。

たかが2年ですが、されど2年です。

この2年間に就職した同期はそれぞれの職場で社会人としての経験を積んでいます。

モラトリアム期間として通うにはあまりにも勿体無いので、大学院に行くと決めたなら、自分が研究職として専門的知識、技術を身に付けられるように頑張りましょう。

 

研究が嫌いなら迷わず就職すべきだと思います。

博士過程まで進学する人は別として、理系が修士課程まで進学して得られるメリットは研究職として働くことのできる可能性が増える、ということです。

修士課程まで進学しても研究職になれない人もたくさんいます。

しかし、日本においては修士課程まで進学することで研究職になれる可能性は圧倒的に高くなります。

ここで考えたいのは研究職でなければ学部卒でも十分に就職できるということです。

ということは研究職でない職につくなら、早く社会に出た方が、自分の実力も高まるのでお得ですよね。

研究が嫌いなのに修士課程に残り、2年間も嫌いなことに時間を費やすのは非効率です。

 

いかがだったでしょうか。

私は今、企業の研究職として働いています。

これまでに留学もしましたし、大学院の時に論文を出したり、奨学金を免除になったりとある程度の成果もでしています。

そこで、今後はブログでも現役学生の皆さんに役立つ情報を発信していきたいと思っています。

さらに今は本の要約動画をあげていますが、今後はYouTubeでも自分の経験を基にして情報を発信していきます。

見ていただけると嬉しいです。

https://www.youtube.com/channel/UCQmLMNs19YCHvs77j7MH6Qw

では、また!