セミリタイアへのロードマップ中編

セミリタイアのためのステップを分かるために知らないといけないのが、世の中にはいく つかの働き方があるということです。 その働き方を分かりやすく教えてくれる本がロバートキヨサキさんが書かれた金持ち父さ んのキャッシュフロークワドラントです。この本の中でロバートキヨサキさんは働き方を 4つにわけています。

この4つの働き方はお金のもらい方でそれぞれ分けられています。 まず、一つ目が労働者です。いわゆるサラリーマンですね。この人たちは自分の時間や労働 力を売ってお金をもらっています。 次が、自営業です。この人たちは自分の成果を売ってお金をもらっています。サラリーマン が時給でお金をもらえるのに対し、自営業の人は時間でお金をもらうことはできません。例 えばプログラミングなんかがそうですよね。どれだけコードを書いても、しっかり納品でき なければお金にならないのです。逆に言えばあまり働かなくても成果さえ出せばお金をも らうことができる働き方が自営業です。

3 つ目の働き方がビジネスオーナーです。これは自分は働かず、人を使ってビジネスモデル に働いてもらうという働き方です。 例えば、自分がパソコンの修理という事業を自営業でやっていたとします。その事業を人に 売った場合、買った人はパソコン修理のノウハウや顧客情報を引き継ぐことができます。 これは事業をしていく上で大きな資産ですよね。それを同時にあげるから毎月売り上げの 10%もらうという約束を取り付けたとします。

こうなると立派にビジネスオーナーです。 自分は全く働いていないのに、パソコン修理という事業がお金を稼いでくれて自分の 手元にお金が入ってくるからです。 最後の働き方は投資家という働き方です。これはお金からお金を生み出すという働き方で す。株や不動産などに投資し、そこから収入を得ていくという働き方です。わかると思いま すが、最初に大きなお金が必要になるというのが特徴です。

セミリタイアしようと思ったときに大事なのはお金を稼ぐこともそうですが、自分が働か ないということです。そのためにはビジネスオーナーや投資家の働き方をしないといけな いです。セミリタイアをしようと思ってまず副業をしようと思う人が陥りやすいのはお金 を稼ぐことばかり考えて自営業の働き方を続けてしまうことです。自営業は成果で給料が 決まるので、自分が働かないといけません。その働き方を続けていてはいつまでたっても自 分の自由な時間を作ることはできないのです。 かと言っていきなりビジネスオーナーや投資家になることもできません。やはりセミリタ イアには順番があるのです。

その順番とは、労働者、自営業、ビジネスオーナー、投資家の順番です。

お金も時間も持っているほとんどの人がこの順番で働き方を変えていっています。 よく、サラリーマンをしていて労働者の働き方をしているのにいきなり投資家になろうと する人がいます。いきなり個別銘柄の株を買ってみるとかですね。これが企業を応援すると いう意味で株を買っているなら良いと思うのですが、それでセミリタイアしようと思って いるなら僕は難しいと思います。それは、投資できる金額が少ないし、ビジネスモデルも理 解していないからです。株をやろうと思うと相手はお金をめちゃくちゃ持っていて、かつず っと株価を 見ているような人が相手です。あんまりお金をもっていないサラリーマンが仕事の片手間 にやって勝てる相手だと思いますか?僕は思いません。だからやはりいきなり労働者から 投資家にいくのではなく、地道に労働者、自営業、ビジネスオーナー、投資家という順番を 守るのが良いです。 では、ここからはそれぞれの働き方をしているときに何を意識していくべきなのかをお話 していきます。 これを知ることで次のステップに行くための具体的な行動が分かると思います。