セミリタイアするには商品づくりに失敗しよう中編
では、資産を2つのカテゴリーに分けてみます。
一つ目は、お金だけで買うことのできる資産です。
例として株や、都会のマンションなどがあります。
株なんかはとてもわかりやすいですが、株を買った後、あなたが株の価格を変動させられると言うことは基本的にはありません。
あなたの意思とは関係なく、株の価格は変わっていきます。
株の価格が上がることもあれば下がることもあります。
一方で、何もしなくてもあなたは株から配当金を得ることができます。
株を保有していれば、その分不労所得が入ってくるというわけですね。
都会のマンションも同じです。
買った後は特に何もすることはありません。
買ったマンションに住んでくれる人がいれば、その人が払ってくれる家賃があなたの不労所得になるのです。
こういう資産を持っていれば、あなたは働くことなく自由に生活することができますよね。
ただ、お金だけで買うことのできる資産というのは、買った金額に対してのリターンが小さいです。
例えば、株だと100万円で株を買って、一年間で3万円しか配当金をもらうことができないというのはよくある話です。
100万円から年間3万円のリターンなので、このままだと到底、お金と時間の自由を得たセミリタイア生活は送れませんよね。
もう一つの資産はお金かける労働力でできる資産です。
例としては、ボロ戸建てやアフィリエイトサイトなどです。
ボロ戸建ては、その家自体にはほとんど価値はありません。
その家を例えば200万円で買って、それを少し手直しして人に貸し出します。
手直しするところに労働力がかかっていますよね。
お金で家を買い、労働力で手直しをすることで、家賃を稼いでくれる資産に変身するのです。
またアフィリエイトサイトも、まずパソコンを買ったりサーバーを契約したりして、お金をかけますよね。
そこに、自分で記事を入れていき、その記事中にアフィリエイトリンクを貼るのです。
アフィリエイトサイトを見てくれた人がアフィリエイトリンクをクリックしてくれると、お金が入るのです。
こちらはお金をかけるだけでは、不労所得が発生しません。
お金をかけた後に、そこに労働力を投入しないといけないのです。
こちらのお金と労働力を両方かけるタイプの資産の特徴は、買った金額に対してのリターンが大きいことです。
ボロ戸建てだと、100万円で買ったボロ戸建てから月に5万円、年間で60万円もの利益が出ることもあります。
もっと上級者になると、家を30万円くらいで買ってきて、その家を月に5万円で貸すといったツワモノもいます。
先ほどの100万円で買って年間3万円になる株とは大きな違いですよね。
お金と労働力を両方かけるタイプの資産にもデメリットはあります。
それは、不労所得が一円も得られない可能性があるということです。
アフィリエイトを考えてみると、アフィリエイトサイトを作ったとしても、そのサイトが誰からもみられないと、一円も収益は発生しませんよね。
こうなると、パソコン代とサーバー代が赤字になるのです。
僕はこのチャンネル内で、このお金と労働力を両方かける資産のことをよく商品と読んでいます。
そして、この商品を持つことがサラリーマンがセミリタイアできる方法です。
もちろんお金だけをかけるタイプの資産を買っていってもいつかはセミリタイアできるでしょうが、そこに至るには高収入な上、かなりの節約をしないといけないという制限がついています。
それに比べると、お金と労働力をかけるタイプの資産はうまくいかない可能性もありますが、うまくいけば大きくセミリタイアに近づくことができます。
ただ商品を作ることはサラリーマンにとっては難しいことです。
ここからはどうしてサラリーマンにとって商品を作ることが難しいのか、
それを踏まえた上でどうすれば良いのかをお伝えします。