蜜蜂と遠雷 感想
みなさん、こんにちは!あさとです。
直木賞と本屋大賞を史上初ダブル受賞した作品で、出版された当初から読みたかったのですが、なかなか読めていませんでした。
この休みについに読むことができました。
ピアノコンクールを舞台にした小説で、「文から音楽が聞こえてくる」と評判の小説だったので、とても楽しみでした。
読んだ結果、最高でした。
この小説では4人の天才が出てきます。
それぞれ、天才とは言っても天才の種類が違うというか、それぞれの個性を持っています。
その個性がピアノコンクールという舞台で出会い、その出会いの中でさらに進化していきます。
とにかく、コンクール中の音楽の描写が素晴らしく、「文から音楽が聞こえてくる」とは言い得て妙だなと思いました。
もちろん描写は素晴らしいのですが、自分がこの本を読んで思ったことは、才能は人との出会いなのではないかということです。
この本の中では、それぞれの天才が人との出会いにより、成長し、自分たちの演奏を進化させていきます。天才と呼ばれる前の過程でも人との出会いにより、ピアノが上達していく様が描かれています。
また、その出会いを元にしたそれぞれの信念があることも共通点だと思いました。
とにかく、自分なりの信念や哲学を持って、それに向かって突き進み、その過程で出会った人たちから影響を受ける。これが天才の正体ではないかと本を読んで思いました。
気づきと感動があったこの小説。自分は小説を読むことはなかなかありませんが、読んでよかったと思いました。
今年の秋には「蜜蜂と遠雷」の映画も公開されるようです。
そちらも見にいきたいなと思っています。
みなさんも読んでみてほしいですし、少しページが多いので読書が苦手な方は映画を見てほしいです。
では、また!