10社中4社に受かるエントリーシートの書き方
こんにちは
今日は10社中4社に受かるエントリーシートの書き方という題名でお話します。
この内容は林修さんも絶賛した本「読みたいことを書けばいい」をもとにしています。
この本を書かれた田中ひろのぶさんは電通で20年以上働かれており、まさに言葉を生業にしている方です。
なぜか、エントリーシートが通らない、通っても面接でうまくいかないという方にぜひ見ていただきたいです。
就活生だけでなく、転職をしようとする方にも参考になると思います。
ちなみにこの動画のタイトルにもなっていますが、田中さんはこの方法で10社中4社から内定をもらったそうです。
巷にエントリーシートの書き方は溢れていますが、田中さんがオススメするエントリーシートの書き方は、この本の通り、読みたくなることを書けばいいということです。
具体的に説明していきます。
就活で聞かれる2大質問といえば、「なぜ、この会社を志望したのか?この会社に入って何ができるのか?という志望動機」と「あなたはどんな人間で、どんなことをしてきたのか?という自己紹介」です。
まず、志望動機ですが、田中さんによれば、これは全部、嘘ということです。
よく志望動機で答えることは「御社の成長性に魅力を感じ、、、」などがありますが、それなら株を買った方が良いと田中さんは言います。
また、会社のことをしっかりと調べましょうと書いている本がありますが、例えば、面接で御社の執行役員の榊原さん、業績が3期も上向いていないので、更迭すべきです、や、常務の笹本さんは女性関係が危ないです、など言っている学生がいたらどの会社も欲しくないですよね。
志望動機なんて、その会社のことを知っているだけなのです。
それよりも大事なのはもう一つの質問、「あなたがどんな人間で、何をしてきたか」です。
よくある自己紹介は「私はスキーのサークルで幹事を務め、30人のまとめ役だったのでリーダーシップがあります。」というようなものです。
リーダーシップがあるということは他の人に言ってもらうことですし、あまり面白くありません。
他にも、「私は大学生時代にカヌーでアマゾンを縦断し、テニスで関東大会で優勝して、軽音楽部でバンド活動しました。」というようにあれもこれも言う人もいます。
こんなにたくさん言われたら覚えることができません。
言いたいことを一つだけ言うことが正しい自己紹介です。
実際の田中さんのエントリーシートでの自己紹介は「トラック運転手」、これだけでした。
これは目につきますよね。多くの学生が自己紹介欄にびっしり書いてくる中で、トラック運転手とだけ書いてあったら、多くの人は興味を持つと思います。
そして面接に呼ばれるでしょう、そして面接で、トラック運転手ってどういうことなの?と聞かれますよね?
あなたが面接官でも聞くでしょう。私も聞きます。
聞かれたら初めてそこで、答えれば良いのです。
相手から聞かれていますし、相手も興味を持っている状態なので、自分の好きなように話すことができます。
読みたいことを書けば良いと言うのは面接において、相手が聞きたくなるようなことを書くと言うことです。
誰も聞いていないことを話しされてもあまり興味を持つことはないでしょう。
次に興味を持ってもらった後に注意することは、相手に情景が浮かぶように話しをすることです。
例えば、ある学生がせっかく私は「アジア貧困問題のエキスパートです」とおいうキャッチコピーで、相手の興味を引いて、どういうこと?と聞いてもらえたとします。
そこで、「はい、私は交換留学生としてカンボジアにいき、その土地の問題と貧困について研究をし、国際的な支援の方法について総合的に学びました。」と答えます。
この答えは0点です。なぜなら全く具体的ではないからです。
話に具体性がないと、相手はその時の情景を思い浮かべることができません。
具体的に話すと「2017年の4月4日でした。ひどい豪雨の夜で、大きな雷が落ちてプノンペンの街は大規模な停電になったんです。私がいたレストランも真っ暗になって、暗闇の中で一晩過ごしました。その時にレストランのオーナー、ジョーさんという方が停電を謝罪しながらも、こう言ったんです。この国にはまだまだ支援が必要なんです。と。そして私、気がついたんです。」はっきりと情景が見えますよね。
ここまで話せば、「それで君が気がついたことは具体的にはどんなこと?」とまた聞いてもらえるわけです。
相手が聞いてみたい、質問したいと思うようなエントリーシートを書くことが重要で、それを書いてしまえば、面接でそのことを聞いてもらえるわけです。
聞かれたからには相手にも情景をたっぷりと想像できるように話しましょう。
読みたいことを書けばいいから抜粋したエントリーシートの書き方はここまでです。
ここからは私あさとがこの本を読んで感じたポイントについてお話しします。
田中さんはエントリーシートの自己紹介欄にトラック運転手とだけ書いたようですが、多くの人にとって、これだけしか書かないと言うのは難易度が高いと思います。
その場合でもできることは、普通の長さでも書いた文章の中に相手が疑問に思うポイントをあえて混ぜておくことです。
それができているかを確かめるには、あなた自身があなたの文章を読んでみて、面白い、もっと読みたい、質問してみたいと思うかどうかです。つまり、自分が筆者から読者になるということです。まず自分が自分の文章のファンになりましょう。
それができていれば、きっと面接官も同じ気持ちになるでしょう。
田中さんは読みたいことを書けばいい、とおっしゃっています。
それは自分が読みたいこと、という意味だけではないように感じます。
自分自身が読者として読みたいと感じるものは、多くの人にとって読みたいと感じるものだということです。
つまり、自分が読者として読みたいかどうかを考えることは、最終的には相手を思いやる文章だということかなと思いました。
この動画のまとめです。まず、就活で大切な自己紹介には言いたいことを一つだけかくと言うこと。その際には相手が質問したくなる文章にすること、そして、質問された時には相手にも情景が浮かぶように話すことです。
この本はエントリーシートに限らず本当にためになりますし、読み物としても笑えて面白いので、機会があればぜひ、「読みたいことを書けばいい。」を読んでみてください。
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